りそな銀行を名乗る「お取引を規制いたしました」にご注意を

りそな銀行メール 注意喚起

りそな銀行を名乗る不審なメールが出回っています

今回はりそな銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「お取引を規制いたしました」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。

転記開始

件名:お取引を規制いたしました

りそな銀行からのお知らせ
いつもりそな銀行をご利用いただき、ありがとうございます。
——————————————————————
お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。
規制内容は下記をご確認ください。

取引規制日時:2023/07/23

取引規制内容
・出金規制
・入金規制

規制解除するには下記ヘアクセスし、お手続きしてください。

> 規制解除(リンク)

取引制限について2023/07/23までにご回答いただけない場合、
お客様のご回答に著しい不足がある場合、もしくはご回答から当社規約第8(禁止事項)に抵触すると判断した場合、
やむを得ず、お客様の口座を解約させていただくことがございますので、あらかじめご了承ください。
————————————————————————-
株式会社りそな銀行
金融機関コード : 0010
登録金融機関 : 近畿財務局長(登金)3
加入協会 : 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人日本クレジット協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
Copyright (c) Resona Bank, Limited All Rights Reserved.

転記終了



怪しいポイント① りそな銀行を利用していない

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、私はりそな銀行を利用していません。

利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。

これは中々おかしな話。

利用していないのですから、メールが送られてくる理由がありません。

これが営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容でもありませんでした。

銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということです。

利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録をしたことがありません。

ではなぜ先方はメールアドレスを知っているんでしょうか?

そんな疑問が出てくるとともに、怪しく感じるポイントにもなります。

そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになってしまいます。

信用第一の銀行が、こうした方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。

まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② 存在しない口座の取引を規制したという内容

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな記述がありました。

「お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。」

何やら取引を規制したなんてことが書かれていましたね。

しかし、これはあり得ない話。

取引云々と書かれていますが、私はその取引の基礎となる口座を作っていませんし、口座が存在していません。

口座がないのに取引規制とは何事か・・・という話になってしまいますね。

更に内容を見てみると、規制内容としては出金規制と入金規制が行われているということでした。

口座がないのに・・・です。

そもそも論となりますが、存在しない口座にどうやって入金、出金をするのでしょうか?

これはあり得ない話となりますよね。

怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。



怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.利用していない銀行からのメールだった

2.存在しない口座の取引を規制したというあり得ない内容だった

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。

 

公式サイトでの注意喚起

りそな銀行公式サイトでも、フィッシングメールの注意喚起が行われています。

併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m



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