三井住友カードを名乗る「【緊急の連絡】犯罪収益移転防止法に基づくお取引目的等の確認手続きに関するお知らせ」にご注意を

三井住友カードメール 注意喚起

三井住友カードを名乗る不審なメールが出回っています

今回は三井住友カードを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「【緊急の連絡】犯罪収益移転防止法に基づくお取引目的等の確認手続きに関するお知らせ」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。

三井住友カードメール

転記開始

件名:【緊急の連絡】犯罪収益移転防止法に基づくお取引目的等の確認手続きに関するお知らせ

【三井住友カード】利用いただぎ、ありがとうございます。

このたび、ご本人機のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、試しに勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。つきましては、以下のリンクからアクセスし、カードのご利用確認にご協力をお願いいたします。お客様にはご迷惑、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。

ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。

【認証手順】

当社の公式ウェブサイトにアクセスしてください。

■ ご利用確認はこちら(リンク)

画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。

【注意事項】
このメールを受信してから48時間以内に認証を完了してください。そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があり ます。

ご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。今後とも、ジャックスはお客様の安全と利便性を第一に考え、より良いサービスを提 供するために努力してまいります。

ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解服りたくお願い申しあげます。

 敬具

発行者三井住友カード株式会社 東京都江東区豊洲二丁目231 SMBC豊洲ビル

転記終了

三井住友カードメール



怪しいポイント① 三井住友カードを利用していない

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、私は三井住友カードを利用していません。

利用していないカード会社からこうしてメールが送られてきているんですよね。

これはおかしな話です。

利用していないのですから、メールが送られてくる理由がありません。

用事がないはず。

営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容でもありませんでした。

件名からして違いますよね(笑)

利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。

利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。

ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?

これだけでも相当怪しく、気持ち悪いポイントになりますね。

そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。

信用第一のカード会社がこうした方法でメールアドレスを取得ることは考えづらいですね。

まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② 存在しないカードの利用を制限するという内容

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな記述がありました。

「このたび、ご本人機のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、試しに勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」

何やら不正利用を疑われるような取引があり、それを理由にカードの利用を一部制限するということが書かれていました。

何となく無難な感じもしますが、全然無難ではありません。

上でも書きましたが、私は三井住友カードを利用していません。

これはカードを発行したことがなく、物理的にこの世界にカードが存在していないということを意味しているのです。

そんな存在していないカードが誰かに使われ、存在しないカードの利用を制限する。

そんなことを言っているメールとなっているんですよね。

存在していないカードを使うことなんて不可能でありますし、存在していないカードの利用を制限するなんてこともまた不可能。

まるで空想の話をしているかのようです。

怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。



怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.利用していないカード会社からのメールだった

2.存在しないカードの利用を制限するというあり得ない内容だった

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。

 

公式サイトでの注意喚起

今回のようなフィッシングメールと思われるメールについて、公式サイトでも注意喚起が行われています。

合わせてご覧いただけると良いかと思います<m(__)m>



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