西日本シティ銀行を名乗る「【重要】米国のハッカーがあなたのアカウント残高を盗もうとしています」にご注意を

西日本シティ銀行メール 注意喚起

西日本シティ銀行を名乗る不審なメールが出回っています

今回は西日本シティ銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「【重要】米国のハッカーがあなたのアカウント残高を盗もうとしています」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。

転記開始

件名:【重要】米国のハッカーがあなたのアカウント残高を盗もうとしています

いつも西日本シティ銀行をご利用いただきありがとうございます。

当社のセキュリティ システムは、他国のハッカーによるお客様のアカウントにログインしてアカウント残高を盗もうとする試みを検出したため、経済的損失を防ぐためにお客様のアカウントを凍結しました。

・ログイン日時: 2023/06/29—-22: 38

・IPアドレス: 140.230.153.240—-IP は米国からのものです

・User Agent: Mozilla/5.0 (Linux; Android 11; 2201117TL) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/109.0.0.0 Mobile Safari/537.36

アカウントの凍結を解除するには、下のボタンをクリックして公式 Web サイトにアクセスし、本人確認を行ってください。

▶️本人確認(リンク)

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本メールがご自身宛でない場合、他の方が誤って同じメールアドレスを登録したものと考えられます。
配信停止のお手続きをさせていただきますので、メール本文を削除せず、件名を「宛先の間違い」と修正のうえ、ご返信をお願いいたします。
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株式会社西日本シティ銀行
登録金融機関 福岡財務支局長(登金)第6号
加入協会 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会
© THE NISHI-NIPPON CITY BANK, LTD. All right reserved.

転記終了



怪しいポイント① 西日本シティ銀行を利用していない

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、私は西日本シティ銀行を利用していません。

利用していない銀行からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。

利用していないのですから、メールが送られてくる理由がありません。

用事がないはずですから。

営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容でもありませんでした。

銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。

利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。

ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?

そんな問題も出てくるとともに、怪しく感じるポイントにもなりますね。

そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということ。

信用第一の銀行がこうした方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。

まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② 存在しないアカウントを凍結するという内容

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな記述がありました。

「当社のセキュリティ システムは、他国のハッカーによるお客様のアカウントにログインしてアカウント残高を盗もうとする試みを検出したため、経済的損失を防ぐためにお客様のアカウントを凍結しました。」

どうやら不正アクセスが検知されたために、それを理由にアカウントを凍結した。

そんなことが書かれていますね。

しかし、これはあり得ない話なのです。

上でも書きましたが、私は西日本シティ銀行を利用していません。

これはアカウントを作ったことがないということであり、物理的にアカウントが存在していないということになります。

そんな存在しないアカウントが誰かに不正ログインされ、存在しないアカウントを凍結する。

そんなあり得ない話になっています。

当然ながら存在しないものにログインすることなんてできるはずもなく、同じように存在していないものを凍結することはできません。

怪しいポイントの2点目は、あり得ない内容ということになりました。



怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.利用していない銀行からのメールだった

2.存在しないアカウントを凍結するというあり得ない内容だった

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。



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