Amazon株式会社を名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon株式会社を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「アマゾンアカウント使用制限のお知らせです メ-ル番号:」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:アマゾンアカウント使用制限のお知らせです メ-ル番号:
申し訳ございませんが、弊社からの重要なお知らせがございます。
お客様のアカウントと支払いに関して、制限がかかってしまっております。お客様のアカウント情報に不備がある場合、アカウントの制限が発生することがございます。お客様のアカウント情報のご確認をお願い申し上げます。
以下のリンクをクリックして、アカウント情報の更新を行ってください。更新が完了するまで、一部のサービスを制限される場合がございますので、お早めに手続きを行っていただけますようお願いいたします。
ご回答をいただけない場合、アカウントのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
アカウント情報の更新ページへ(リンク)
・お客様のアカウント情報が正確に登録されていることをご確認ください。
・一部のサービスが制限される可能性がございますので、お早めに手続きを行っていただけますようお願いいたします。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後とも当社サービスをご利用いただけますよう、心よりお待ちしております。
■発行元:Amazon株式会社
このEメールは次のアドレス宛に送信されました:受信メールドレス
Copyright 2023 Amazon Inc. All rights reserved
転記終了
怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはAmazonに登録していないメールアドレスなんですよね。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしな話。
これとは別に登録しているメールアドレスが存在しており、用事があればそちらにメールを送ってくるべきです。
実際に本物のAmazonからは、登録しているメールアドレス宛にメールが送られてきていますからね。
どちらが本物か?それはもう言うまでもないでしょう。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
Amazonがこんなリスクまで抱えてメールアドレスを取得する意味はないように思います。
そもそも登録しているメールアドレスがありますからね。
最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② アカウントと支払に制限がかかっているという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お客様のアカウントと支払いに関して、制限がかかってしまっております。」
何やらアカウントや支払いに関して、制限がかかっているという内容でした。
しかし、具体的に何ができないとか、何が使えないとかは書かれていません。
公式のAmazonであれば、具体的に何が使えないとか書きそうなものですけどね。
実際にどんなことが起きているのか?ということで、Amazon公式サイトにログイン。
色々とチェックしてみましたが・・・制限などは一切かかっていない様子。
怪しいポイントの2点目は、こうしたメールに書かれていることが実際には確認できないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信した
2.制限がかかっていると言っているがその様子が確認できない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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