Amazon Primeを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon Primeを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「プライム会員の更新に失敗し」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:プライム会員の更新に失敗し
Amazonプライムをご利用頂きありがとうございます。お客様のAmazonプライム会員資格は、2022/10/15に更新を迎えます。お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。
Amazonプライム会員情報
会員タイプ: プライム
現在の会費プラン: 月間 ( ¥500/月)
現在のお支払い: 会費¥500(税込)をご請求予定です。
現在の支払い方法: お使いの支払い方法は利用できません。
会員情報更新 (リンク)
Amazonプライムを継続してご利用いただくために、会費のお支払いにご指定いただいたクレジットカードが使用できない場合は、アカウントに登録されている別 のクレジットカードに会費を請求させて頂きます。会費の請求が出来ない場合は、お客様のAmazonプライム会員資格は失効し、特典をご利用できなくなります。
Amazon.co.jpカスタマーサービス※重要なお知らせ Amazonプライムに登録することにより、お客様は、Amazonプライムに登録することにより、お客様は、 Amazonプライム会員規約及び、当サイトがお客様の登録されたデフォルトの支払手段又は、お客様が登録された別の支払い手段に対して月間500円のプライム会費を請求することに同意されます。お客様のプライム会員資格は、キャンセルされるまで毎月自動で更新し、毎月、更新日に会費が請求されます。 会員資格は「アカウントサービス」でいつでもキャンセルすることができます。有料会員の会費は、変更される場合があります。最新の会費につきましては、Amazonプライムのヘルプページ をご確認ください。
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転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスは、Amazonに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスに、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよねぇ。
本物であれば登録しているメールアドレス宛に送ってきそうなもの。
事実、本物のAmazonからは、登録しているメールアドレスにメールが送られてきています。
ではなぜ、登録していない方に送ってきているのでしょうか?
今回の送り主は、登録しているメールアドレスを知らない可能性がありますよね~。
知っていればそちらに送ってくるでしょうから。
そもそも教えたことがないメールアドレスを先方は知っています。
これは本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになってしまうのです。
Amazonほどの大企業がこうした方法でメールアドレスを取得するとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 有効なクレジットカードが登録されていないという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。」
どうやら有効なクレジットカードが登録さ入れていない。
そんなことを言っているようですね~。
それが本当か?
確認してみることにしました。
Amazonの公式サイトにアクセスしてログイン。
カード情報がちゃんと登録されているかどうかを確認してみました。
すると、しっかりとカード情報は登録されています。
おかしいですねぇ、メールではカード情報が登録されていないと言っているのに、公式サイトを確認するとしっかりとカード情報が登録されています。
怪しいポイントの2点目は、整合性の取れていないメール内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.Amazonに登録していないメールアドレスで受信した
2.カード情報が登録されていないというが、公式サイトを確認すると登録されている
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しい内容ばかりとなっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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