本当にあった!世界の珍兵器コレクション(世界兵器研究会監修)

世界の珍兵器コレクション 歴史の本

本当にあった!世界の珍兵器コレクション

今回は本のお話を一つ。

本というものも読んでいると面白くて、趣味の一つとなっておりましてね。

いろんな本を読んでいるのですが、今回は「本当にあった!世界の珍兵器コレクション」という本のお話です。

マンガ形式で書かれている本でありまして、兵器の解説なども書かれています。

主に第二次世界大戦で使われた(開発された)兵器のお話となっていますが、基本的に「失敗した兵器」が紹介されていましてね。

ちょっと笑えるような展開になったものもあったりして、「もうちょっと考えろよ(笑)」といった場面が結構楽しめます。

 

より強くより重く!ドイツの超重量戦車!

この本に収められている珍兵器をちょこっとずつ紹介しましょう。

まずはドイツから。

第二次世界大戦当時、陸軍の主力と言えば戦車でした。

ドイツと戦争していた相手のロシアの戦車よりも強大な戦車を作ろうとしていたドイツ。

そして開発されたのが超重量戦車!!

しかしこれが大失敗(笑)

確かにスペック上は恐ろしく強い戦車だったのですが、いかんせん重すぎましたorz

自重が重すぎるせいで、走るところを選んでしまったのです。

湿地帯に入れば沈んでしまい、橋を渡ろうとすれば橋が重さに耐えきれない。

結局思うように活躍できずに姿を消した珍兵器となっていまいました。



ドイツが開発した列車砲!!

こちらも第二次世界大戦のドイツでのお話。

より強力な大砲が欲しいとその兵器開発に着手したドイツ。

強力な大砲は完成しましたが、大きすぎるが故に移動ができない。

そこで、列車に砲身を合体させた移動式大砲を作り出したのです。

がしかし、巨大すぎるが故に「連射が不可能」「レール上でしか活躍できない」「運用に数千人を要する」などの問題が発生。

こちらもそれほど活躍できずに姿を消した珍兵器となってしまいました。

 

回れ!パンジャンドラム!

続いてはイギリスの珍兵器。

イギリスはドイツと戦争をしていたわけですが、イギリスはヨーロッパ本土への上陸作戦を企図していました。

そこで開発されたのが「パンジャンドラム」という兵器。

ミシンのリボンのような形状をした平気で、爆弾を積み込んで船から自走させる。

そして上陸したところで爆発!!

の予定でしたが、船から走らせるときに水没していくパンジャンドラムorz

まともな運用もできないうちに、姿を消す珍兵器となってしまいました。



便器爆弾、もはやイカれている

続いてはアメリカの珍兵器。

こちらは第二次世界大戦後のお話となり、朝鮮戦争~ベトナム戦争辺りでの兵器。

アメリカ海軍が開発した新型戦闘機は、爆弾搭載量に絶対の自信を持っていました。

もはや積めないものはないと言われるほど。

しかし、ちまたではこんなことがささやかれます。

「さすがに便器までは搭載できない」

それを聞いたパイロット。

戦闘機に便器を積み込み、爆弾とともに投下したのでした。

これぞ便器爆弾。

兵器よりも人間が珍化したケースと言えますね(笑)

 

犬の兵器利用

戦争とは悲惨なもので、いろんなものを兵器に転用していきました。

犬もその対象となってしまった事例がロシアの珍兵器。

いたって単純なのですが、犬に爆弾を装着し、戦車などに突っ込ませて爆破するというもの。

さしずめ犬爆弾とでも言えるような兵器です。

実際にこれをやろうとしたところ、犬が制御できないことが多かったりと、実際には使われなかったとか。

愛犬家としては許されざる兵器であるとともに、今では倫理的に絶対にできないだろうなと思います。



日本の兵器「風船爆弾」

日本の兵器についても紹介されています。

一番有名なのは「風船爆弾」。

これは風船に爆弾を装着、そしてそれを打ち上げるというもの。

とはいってもそこは風船ですからね。

風に乗ってどこへ飛んでいくかわかりません(笑)

ちゃんと攻撃目標に到達すればいいのですが、それが成功するのは稀。

実際にいくつか打ち上げられたそうですが、その戦果はほとんどありませんでした。

 

いかがでしたでしょうか?

時にクスッと笑えるような兵器があったり、今では倫理的に絶対に許されない兵器があったり。

そんなものが詰まった一冊となっていました。



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