アマゾンを名乗る不審なメールが出回っています
今回はアマゾンを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「アカウントの確認のお願いと24時間以内の対応について」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名：アカウントの確認のお願いと24時間以内の対応について
お客様
こんにちは、アマゾンカスタマーサービスです。この度は、アカウントが不正使用された可能性があるため、ご連絡差し上げます。お客様のアカウントが不正使用された場合、お客様の個人情報や支払い情報が漏洩する可能性があります。
アマゾンでは、アカウントの安全を確保するために、24時間以内にアカウントの確認を行っていただくようお願いしております。アカウントの確認が行われない場合、アカウントは自動的に停止される可能性があります。このため、お客様には速やかな対応をお願い申し上げます。
以下のリンクからアカウントにログインし、アカウントの確認を行ってください。
ログインリンク（リンク）
アカウントの確認が完了するまで、アカウントの一部機能が制限される場合があります。お客様のアカウントを守るために、24時間以内にアカウントの確認をお願いいたします。
何かご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。アマゾンカスタマーサービスは、いつでもお客様のお問い合わせに対応いたします。
敬具
アマゾンカスタマーサービス
転記終了
怪しいポイント① アマゾンに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスは、アマゾンに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
登録していないのですから、メールが送られてくるいわれがありません。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそんなメールでもないんですよね。
しかも登録しているメールアドレス宛には、本物のアマゾンからメールが送られてきています。
どちらが本物か？
登録しているメールアドレス宛に送ってきている方が、もちろん本物でしょう。
そもそも、教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
アマゾンほどの大企業がこうした方法でメールアドレスを取得するとは思えませんけどね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 24時間以内に確認をしないとアカウントを停止するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「アマゾンでは、アカウントの安全を確保するために、24時間以内にアカウントの確認を行っていただくようお願いしております。アカウントの確認が行われない場合、アカウントは自動的に停止される可能性があります。このため、お客様には速やかな対応をお願い申し上げます。」
どうやら24時間以内にアカウントの確認をしないと、アカウントが自動的に停止されると言っていますね。
なら・・・ということで、24時間以上このメールを放置。
その上で、アカウントが停止されているのかどうか見てみたいと思います。
方法は簡単、24時間以上経過した後に、アマゾン公式サイトにログインしてみるだけ。
このメールが事実であれば、アカウントが停止されているのでログインできないはずですからね。
実際に24時間以上経過後にアマゾン公式サイトにログイン。
すると、これが普通にログインすることができました。
おかしいですねぇ、メールに書かれているようなことは起きていません。
怪しいポイントの2点目は、メールに書かれていることが実際には起きないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明！
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
１．登録していないメールアドレスで受信した
２．メールに書かれていることが実際には起きない
３．リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック（タップ）しない！！
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック（タップ）しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック（タップ）しない！！
これを徹底したいものです。
コメント