十八親和銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は十八親和銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【十八親和銀行】「振込サービスの一時利用停止」のお知らせ」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【十八親和銀行】「振込サービスの一時利用停止」のお知らせ
平素より十八親和銀行をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
お客さまの十八親和銀行口座は、還付金詐欺・振り込め詐欺等の被害を防止するため、キャッシュカードによるATMでのお振り込みについて振込サービスの一時利用停止を行うことといたしました。
お客さまは、当行キャッシュカードによるATMでの「振込サービス」ができなくなります。
大切なご預金をお守りするための対応策としてご理解いただきますようお願い申し上げます。下記URLよりログインいただき、セキュリティ強化のため、本人認証を強化してから、一時利用停止等解除に手続してください。
リンク※このメールは送信専用となっており、返信は受付けておりません。、ご了承願います。
————————————–
株式会社十八親和銀行
リンク登録金融機関 福岡財務支局長(登金)第2号 加入協会:日本証券業協会
Copyright © The Eighteenth Bank, Ltd. All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① 十八親和銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は十八親和銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが来ているんですよね。
何なら今まで名前も聞いたことがない銀行でした(笑)
そんな銀行なので、当然利用したこともなく。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそんなことはありませんでした。
もうこれだけでも相当怪しい。
銀行を利用したことがないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがないのです。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
これも気持ち悪く、怪しさ満点なポイントの一つ。
そもそもメールアドレスを教えたことがないのですから、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
そんな方法で銀行がメールアドレスを取得するとは思えませんが。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないキャッシュカードの振込が出来なくなるという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お客さまの十八親和銀行口座は、還付金詐欺・振り込め詐欺等の被害を防止するため、キャッシュカードによるATMでのお振り込みについて振込サービスの一時利用停止を行うことといたしました。」
色々理由が書かれていますが、キャッシュカードでのATMでの振り込みができなくなったということです。
しかしこれはあり得ない話でありまして。
私は上でも書きましたが十八親和銀行を利用していません。
ということは、当然キャッシュカードも作ったことがなく、物理的にこの世にキャッシュカードが存在していないのです。
その存在しないキャッシュカードの利用を制限するって言っているんですよね~。
存在しないものを利用制限って・・・(笑)
そんなことは物理的に不可能。
制限しようとしているものが存在していないんですからね。
怪しいポイントの2点目はこうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.存在しないキャッシュカードでの振り込みサービスを停止するというあり得ない内容
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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