ETC利用照会サービス事務局を名乗る不審なメールが出回っています
今回はETC利用照会サービス事務局を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「利用中のETC会員再設定手続きのご確認」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:利用中のETC会員再設定手続きのご確認
総合情報ポータルサイト
平素よりETCのサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています。下记URLよりETC会員個人情報の再设定が可能です。再設定方法
▶ここをクリックして検証(リンク)
注意事項
*変更後、3日以内に発効する必要があり、期間中は使用できません。*カードの個人情報によっては電話で連絡する場合もございます。。*正確な情報は必ず記入してください。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解賜りたくお願い申しあ(げます。
ETC利用照会サービス事務局East Nippon ExpresswayCompany Limited,West Nippon Expressway Company Limited.Copyright(C)2021
転記終了
怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはETCサービスに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスに、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
何でメールアドレスを知っているんだ?という話になってしまいます。
尚、この間本物のETCサービスからは、登録しているメールアドレス宛にメールが送られてきています。
さて、どちらが本物でしょうか?
まあ言うまでもありませんよね。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
公共性も高いETCサービスがこうした方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 日本語がおかしい
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文を見てみると、おかしな日本語が使われていることが分かります。
例えば
・正確な情報は必ず記入してください。
こんな表現、日本語としておかしいですよね。
これを言うなら必ず正確な情報を記入してくださいというべきです。
このメールを作った人は、日本語が不自由な人なのかな?なんて思ってしまいますね。
日本語がわからないから、母国語で書いてそれをネットの翻訳かなんかで自動翻訳したのかもしれません。
いずれにしても、日本人が書いていないだろうなというのが推測できます。
日本人ならこんな書き方知ませんからね。
怪しいポイントの2点目は、こうした日本語のおかしさということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信した
2.本文の日本語がおかしい
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
ETC公式サイトでも不審なメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただけるとよろしいかと思いますm(_ _)m
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