映画「トリック劇場版」
映画鑑賞なんてのも趣味でありまして。
色んな趣味がある中で、映画を見ながら休日をまったりと過ごす。
そんな休日が好きで、時折そんな過ごし方もしている私です。
今回はそんな映画の中から「トリック劇場版」のお話。
今から20年前の作品となりますが、もともとは人気ドラマとしてスタートしたトリックシリーズです。
ドラマが好評を博し、映画化された作品でもありますね。
ドラマで人気に火が付き、映画となる。
そんなパターンも結構あるあるである映画界。
本作もそんな典型的なパターンの1作であります。
映画概要
タイトル:トリック劇場版
ジャンル:ミステリー
製 作:日本
監 督:堤幸彦
脚 本:蒔田光治
音 楽:辻陽
主 演:仲間由紀恵
出 演:阿部寛、生瀬勝久、山下真司、芳本美代子、竹中直人、ベンガル、石橋蓮司、伊武雅刀、野際陽子、成海璃子 他
公 開:2002年11月9日
トリックシリーズは劇場版がいくつか公開されていますが、その第1作が本作。
事件が起きていく過程で、主人公たちがどうやって事件を解決していくのか?
そんな推理物の内容となっていますね。
これはドラマ時代から変わらない、トリックの基本ストーリー路線となっています。
あらすじ
糸節村という寒村には、300年に一度、大きな災いが襲うというー。
自称売れっ子天才奇術師の奈緒子(仲間由紀恵)は、村人たちの不安を取り除くため神を演じてほしいとの依頼を受ける。
だが村で奈緒子を待っていたのは・・・・。
なんでも実体化する男、足の裏に目を持つ男、確立を支配する男。
彼らはみな、自分こそが神であると称していた。
次々と起こる不可思議な現象。
追い詰められる奈緒子に天才物理学者上田(阿部寛)、矢部刑事(生瀬勝久)、そして奈緒子の母里見(野際陽子)も加わり、事件は思わぬ方向へ・・・。
神は実在するのか?
それともすべてトリックなのか!?
設定、主要登場人物などはドラマの設定をそのまま引き継いでいます。
マジシャンと物理教授が織りなすコミカルな展開もそのまま。
母親の設定もそのままとなっており、ドラマファンであってもそのまま映画を見て楽しむことができるのもいい点ですね。
時折映画は映画専用の設定を・・・なんてものもあったりしますが、個人的にああいうものはちょっと微妙だと感じます。
設定変更するなら、もう別な作品としてやった方が良いって気がしてしまいます。
コミカルな展開でありながら、考えられた「トリック」
トリックはストーリーの要所要所で主人公たちのコミカルな展開があることでも知られています。
見ている人を飽きさせないようにという配慮なのですが、これがまた面白くて。
主には主人公である奈緒子と大学教授の上田とのやり取りになるのですが、クスっと笑える展開から爆笑してしまうような展開まで。
そんな場面もありながらシリアスな部分もあり、事件の「トリック」も考えられていて考察してみても面白い作品です。
ミステリー作品としては、そこが肝でしょうからね。
フィクションらしい展開も
トリックシリーズは空想の話、いわばフィクションです。
ゆえに、考えられないような展開が繰り広げられることもありましてね。
そこも含めて、楽しめる作品となっています。
超常現象なんかも起こったりするんですが、物理教授である上田教授もそうした場面に立ち会うことに・・・。
中には説明できない事象があったりするのですが、そこもまた見どころ。
ストーリー展開だけでも楽しめ、竹中直人さん、伊武雅刀さん、生瀬勝久さんなどの怪演も面白かったですね~。
もはや生瀬さんに至ってはギャグキャラになっているような気も・・・(笑)
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